運転席です。 BL/BP型の「ホリゾンタルデザイン」から、ちょっとダイナミックなデザインに趣が変わった気がします。 個人的にはBL/BP型のセンターコンソールの「ジャバラシャッター」をやめてくれたのが嬉しかった(笑)。通信販売の肘掛け椅子のもの入れ部のジャバラシャッターとあまりにも同じように感じられて本当にイヤでした。
今までのレガシィのように、低いシートに「ドサッ」とお尻を落として乗り込む感じではなくて、「ちょうどいい位置」にシート座麺があって、ドアを開けて横移動で乗り込む感じ。これはレガシィユーザーにとっては新鮮!聞けば、従来型からシート座麺が40mm上がっているとか。とにかく、横方向にもタテ方向にも広くなって「タイト感」が薄れたのが第一印象。 前方のダッシュボード上面の見切りが、従来のBL/BP型までから一段上がったような感じがします。電動パーキングブレーキはすぐ慣れました。
でも、なにより「革命」なのが、後席の広さです。 「レガシィがここまで広くなっていいのか!」というほどの広さ!これならミニバンからの代替需要も見込めるでしょう。 ついでに言うと、後席の座面もしっかりと上げてあるそうですから、これでお年寄りの方も乗り降りしやすくなったと思います。こうした細かい点も、とても配慮が行き届いているように感じられたところです。
アウトバックのリヤビュー。そういえば、今回の新型レガシィの実車を見るまで、写真ではちょっと違和感があったのが、フェンダーアーチの周りのフェンダーの大げさに見えるプレスライン。 実車でみると全体的なデザインの中に溶け込んでいて、あまり気になりません。というか、アメリカではトヨタのハリアーあたりとタメを張らなければいけないわけで、こうしたアクセントでもなければ、アメリカでは凡庸に映ってしまう可能性は大いにあるでしょう。
そんなわけで、狂信的スバリストの目には新型レガシィのスタイリングは「これまでの延長線上にあるカドの立たないスタイリング」と映りました。「野暮ったくないか?」という声は知り合いの間からも聞こえてくるのですが、スバルのクルマがカッコよかったことなんて、先代のBL/BP型くらいのもので、機能を満たさないデザインなんて意味ありません。 野暮ったくてもツールとしての性能要件を突き詰めて、使い勝手に優れているからこそ「スバル」なのだと思う。
LEGACY RS
CONTENTS
SUBARU on Web