閑話休題。
しかし、こうしてみてみると、新型レガシィの全長に占めるホイールベースの割合がいかに大きいかということがよく分かる。これは前後の絞り込みが大きく、近写のために前後オーバーハングが多少短く強調されていることもあるが、実車でも印象は変わらない。
実数値で見ると、初代BC型レガシィが全長4,510mmにホイールベース2,580mmで、全長・ホイールベース比は57.2%。一方、新型レガシィB4が4,730mmに2,750mmで58.1%となり、1パーセント強伸びている。
1パーセントなんて大したことないと思うかもしれないが、5mの中の1パーセント、50oという数字は結構大きな数字で、BCとBD型レガシィでは同じ名前のクルマとは思えないほど違って見えるのも、こうしたことに理由があると思う。
なにしろ、据え置かれた前後オーバーハングに対して、ホイールベースのみ50o延長されたのだから。
ということは、間延びしがちな印象をブラックの「固まり感」が視覚的に補っていると言い換えることもできる。 |