今回は、日本模型 1/18 スバル レオーネ スイングバック 1.8 4WD を紹介。 |
富士重工業 も負けてはいない。初代 レオーネ 4ドアセダン 1600 4WD SEEC-T が 1977年9月、ロンドン 〜 シドニー 3万キロラリー を完走した後、新たに 「はがねのチャレンジャー」 をキャッチコピーに、「レオーネ4WD全国キャラバン」と銘打って、現在の EyeSight 並みの体験イベントを全国各地で開催していたし、この 2代目 レオーネ4WD からは、全国のディーラー単位で 「スバル4WDクラブ」 を設立するなど、その拡販に積極的に取り組んでいた、楽しい時代である。 |
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1977年10月 レオーネ4WD CM |
だから、アオシマ なども ツインモーターの4WDシャシーで、ハイラックス、ダットサントラックを数多くバリエーションを展開して発売していたものだ。 |
一方、2代目 となる AB型 レオーネ4WD は、それまで ボアアップ で、スバル1000 の EA52型 977cc から排気量拡大を続けて成長してきた、EA71型エンジン のストロークを、ついに 7mm 延長して、1,781cc の EA81型 に到達。グロス値ながら、ついに 100ps の 「大台」 に乗った。 |
富士重工業 の 技術陣 も、SUV は乗用車以上の悪路踏破性を備えていて 「当然」 と考えていることは間違いない。 | |
Crossover Challenge - "The Ramp" |
スバリスト にして モデラー だから、大抵の スバル の プラスチックキット はストックしている。 |
まもなく、2013年 東京モーターショー で、スバル に レヴォーグ (LEVORG) という クルマ が誕生する。 |
一方、ほぼ同時にアメリカで開催される ロサンゼルス・モーターショー でも、富士重工業 は 1台、ワールドプレミア を行うらしい。想像力逞しい 「ネット雀」 があちこちで チュンチュン さえずっているのが聞こえてくる。 |
キットを開けてみると、中はこういう構成になっている。 |
ちなみに、この ニチモ の レオーネ スイングバック 1.8 4WD には、「シティ・カウボーイ」 という当時の限定車もバリエーションとして存在する。 |
ところが、クルマ は旋回する場合、内側の車輪より、外側の車輪が早く回ってくれないとスムースに旋回ができない。 |
このように、「人間の欲望」 には限りがない訳だが(笑)、この ニチモ の レオーネ4WD では、その 「差動装置」 の、最もシンプルな形態を観察することができる。 |
モーター 〜 トランスファー の構造。 |
お楽しみの斜め上からのカット。 |
斜め後ろから。 |
フロントフェンダーに付く 「 LEONE 」 のオーナメントも、国内向けのみのもので、輸出仕様では 「 SUBARU 」 の同様のオーナメントに変更される。 |
そして、リヤのフェンダーアーチ前方から伸びる、AB型レオーネ4WD の最高のチャームポイントである、専用のリヤ大型スプラッシュボード! |
キットの前後バンパーは、実車のそれとほとんど変わらないパーツ構成で素晴らしいのだが、「引け」 がバンパー上面の目立つところにあるので、パテで埋めて修正している。メッキの品質もあまり良いとはいえないので、パテ修正の上で表面を研ぎ出しして、例の ミラーフィニッシュ を貼り付けた。 |
今を遠く遡る 1900年 には、ポルシェ博士が、オーストリアのローナー社で、インホイールモーターの AWDレーサー を作っている。 |
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Lohner - Porsche |
いずれ 電気モーター が 内燃機関 に取って代わるとすれば、モーターの回り方で 「批評」 することなんて何もない。スッ と最初から最大トルクで回って、スッ と瞬間的に回転も止まる。定格出力の大小はあっても、パソコンの HDD が、500GB か 1TB か、あるいは、CPU が デュアルコア か クワッドコア か、程度の違いでしかない。 |
レヴォーグ には 新世代EyeSight が搭載されるという。カラー化で、格段に認識精度が向上し、危機回避能力もこれまで以上に高められる上に、レーンキープアシスト機能まで備わるという。 | |
IIHS issues first crash avoidance ratings |
スバル は、その始まりから 「革新」 しかなかった。他のメーカーと同じ土俵で相撲を取っていては、生き残ることすらできなかったはずだ。 |